宮崎選手、優勝レポート。
いつもお世話になっている龍野MTB協会さんやローカルの方が作り上げた菖蒲谷のコースをCJの雰囲気で走りたいという思いがあり、オープンカテゴリーではありますが菖蒲谷のレースに参戦してきました。結果は1位、無事に優勝しました。強豪がエントリーしていなかったので勝利は絶対しないといけないと思っていました。
レースコースは2023年仕様のレイアウト。国内で最もテクニカルと言われるいつもの菖蒲谷です。試走は2週間ほど前に来てじっくり出来ていたので当日は自分の想定と実際のコースの答え合わせと、練習したいポイントに絞ってすることができました。ただファイナルドロップの角度が去年よりも上向きになっている影響か、落差が大きく飛距離も出るため1回目に飛んだ時は着地が乱れて散るかと思いました。計4回飛んでもう大丈夫と確信できたので試走終了。服を着替えてレースへ。
10名程度の出走なので慌てずスタートを心がけました。Sonicの河原さんが開幕アタックの地元走りをしているのを見送りそこそこペースで池まで。奥からの下りで先頭に出てその後はゴールまで独走でした。
半周走った時点でもう大丈夫だと分かっていましたがタイムは記録として残るのでなるべく速く走るように心がけ。とはいえ短期決戦は自分の超不得意分野なので1時間程度のレースを走るイメージで、その中でできる限り上げる感じで行きました。
今回のレースの目的も自分の走りが登録の各カテゴリでどの程度通用するのか?を見定める部分が大きかったのでさぼらないように気を付けました。
上りも下りも無難にこなす、いかにも自分らしい走りでまあほぼ現状は出せたかな、と言ったところです。
表彰を済ませ男子ユースのレースを見届けてから帰宅しました。やっぱり公式戦の雰囲気は良いですね。あらためてこの場所で挑戦したいという思いが強くなりました。来年こそは登録してエリートを目指します。チーム登録やらそもそも年に何回出れんねん?という問題もありますがまだ時間はあるので少しずつ準備をしていきたいと思います。
西日本ロードクラシック・羽根岡選手レポート
レース展開は、1周目から2周目終わりまで集団内の真ん中より少し後方に位置して走行。
2周目終わりの登りに入り、先頭3人+1人がペースを上げ、後方の人達が少し中切れする様な形で先頭との距離が開く。
Photo by@fuji_yuta_1051
自分は後方の中切れした集団内におり、自然と自分を含めた5人で第二集団が形成され、その中でローテを回しながら8周目まで走行。
途中第二集団は1人減って4人となり、8周目終了時に全員足切りとなる。
初めてのレースで緊張も不安も凄くあり、しかも雨の中でのレースであった為、私自身、『1番は落車なく無事に帰ってくる事。足切りだとしても、どれだけ後ろであっても、集団に遅れずついていける様頑張る事。』を目標に臨みました。
結果的に、8周で足切りとなってしまいましたが、第一目標であった落車なく無事に帰ってくる事は達成でき、無事にレースを終えられた事に安堵しました。それと同時に、足切りになってしまった事で、もっと長くレースで走り続けたかった。という思いも出て来ました。
先頭集団から離され第二集団内で走行中、このまま第二集団内で頑張ってついて行き、ペースが上がれば先頭との距離も縮められるのではないか、と考えていました。
しかしそう甘くはなく、自分達の集団のペースは徐々に落ちており、対する先頭集団のペースは上がり続けていました。途中、バイクに乗るレース関係者から、先頭集団との差は2分と伝えられましたが、それ以降は何も言われず、私自身そこで「先頭とのタイム差はまだそこまで変わっていないのではないか」と考えてしまい、足切りになるまで、まさかそんなにも開いているとは思っていなかったのが正直な感想です。
Photo by @t_moto8823
初めてで分からない事だらけでしたが、先頭集団はこんなに速いのだ、と今回のレースで実感し、3周目に入る瞬間に距離を離されたら時、そこで何としても頑張ってついていかなくてはならなかったのだ。と学び、新たな経験ができたと感じております。
今回の初レースを経験にし、次回は自分の記録を少しでも更新できる様、再び練習に励もうと思います。
『Pasti ada jalan keluar』
スタートを切った53名は一塊のままゴールスプリントとなる。
最終コーナーを曲がってからゴールまでは約200m、コーナー、若しくはその更に手前でのポジショニングが、全ての鍵を握るといっても過言では無い。
Photo by @to_uproad
THOPA SYAIBANIはラスト1周に入るホームストレートから、一気に集団前方にジャンプアップを行い、最終コーナーでは4〜5番手の位置に付けた。
サポート陣が見守る中、驚きの走りを見せたTHOPA。
しかし前の選手が転倒、外側を走っていたTHOPAは煽りをくらい危うくコースアウト寸前。
完全に失速した彼のスピードは再加速虚しく、後続の選手達に飲み込まれながらのゴールとなった。
26位。
見えた勝利のライン。
その感触が濃い程に彼を悔しさが襲い、感情のやり場に困り果てた様子。
彼は声に出し、体を揺らし、表情を歪めた。
チームピットに戻って来た彼の様子に、周りも掛ける言葉が見つからず見守る事しか出来ない。
人目を憚らず感情をその場で吐き出した彼は、周りに「ありがとう」と「ごめんなさい」を伝える。
異国の地で日本人以上に礼節を重んじる姿は、こちらが耳の垢を煎じて飲まされている気分にもなる。
レースは蓋を開けてみないと分からない事が多く、ゴールスプリントとなると更に水物。
たらればを挙げればキリが無い。
毎戦確実に成長がその走りに見られ、後はチャンスを逃さない事。
自分のレースが終わると、チームメイトの走りを応援するんだとカメラを片手に歩いていく。
さっきまでの泣き顔は嘘のよう。
これが彼の周りに人が集まる理由かもしれない。
自分を大切に出来て、本気で挑戦出来て、相手を思いやれる。
これほどチームにとって財産な事はない。
最後、THOPAは監督やサポート陣と次のレーススケジュールの事を話していた。
『Pasti ada jalan keluar』
道は必ず開ける。
全日本選手権/U17、中尾選手レポート
ジュニア全日本自転車競技選手権大会。
MU17 / 6位
全日本ロードレース選手権での反省点は、周りの選手たちに自分が合わせてしまった点です。合わせてしまったことにより集団では、牽制状態が長くなってしまい自分が思うような楽しいレースが出来ませんでした。
僕は集団で走ることはそれほど好きではなく前々の展開を心掛けていますが、周りの選手がどれほどの体力を余しているのか分かりずらいなと今回、開催地となった美山のコースで感じていました。
その為、アタックも出来ず。
出来たのは少し集団のペースを上げたくらいでした。
良かった点としては集団にずっといたので一人一人選手の走り方がわかって良かったです。
これらの事を気をつけて、これからも頑張っていきたいと思います。
応援よろしくお願いします!
Photo by あきひこ
Photo by Thopa
《新加入》選手紹介No.17
シーズン途中よりハードパンチャーがチームに合流致します。
THOPA SYAIBANI(トパ シャイバニ)
彼はペダルを緩める事を知らず、苦しみを快感とし、その先の勝利を睨み続けるファイター。
彼は自分も人も大切にし、自転車への情熱を走りに変えて、見る人の心を動かします。
トパの走りを是非レース会場でご覧頂けますよう、よろしくお願い致します。
《選手コメント》
よろしくお願い致します。
《THOPA SYAIBANI(トパ シャイバニ)》
国籍 インドネシア
生年月日 1993/03/14
身長体重 163㎝/58㎏
好物 ひめじそば
苦手なもの 監督
脚質 パンチャー
《新加入》選手紹介No.16
佳暢選手の加入と併せて父である
北西弘佳 選手が加入。実業団におきましては主にマスターズツアーに参戦予定!
ご声援をよろしくお願い致します。
《キタニシ ヒロヨシ》
脚質 パンチャー