VC AVANZARE 公式

自転車チームVC AVANZAREの公式ブログ。

宮崎選手、優勝レポート。

CJ 白山一里野ステージ(カテゴリー:チャレンジ)に参加してきました。
今回から登録レースデビューです。初めてのコースやら初めてのことだらけで大変でしたが無事優勝することが出来ました。

試走はレース前に軽く一本だけ。当日は早朝から雨で、走ってもデメリットの方が多いと判断。結果的にはこれで良かったと思います。
セッティングは適当に、速度域が低くなることを想定してサスはゆっくり目、タイヤの空気圧はグリップする感じに、ただロックセクションや鋭利な石が点在していたので落としすぎないように気を付けました。

レース
カテゴリーは24名。2列目に整列でき、スタートからしばらくは道幅が広いので落ち着いてスタートしました。始めの急坂&ヌタヌタ区間はほとんどの人が一番左の最短距離を上ったのに対して自分は早々にアウトを選択しガレ気味のラインをチョイス。始めの登りを7番手くらいで通過しました。

始めの下りからシングルトラックの下りではラインを見極めながら、グリップを探りつつ、余裕を持って下りました。登りを終えて後半のシングルトラック区間へ。この時点で先頭3名の3番手。後ろは結構離れたのでトップ3はこの3名で決まりかな?と言う状況でした。

2周目に入り2番手の選手がペースアップ。先頭をかわし単独トップに。自分は1周目のハイペースの反動で瀕死、ジリジリと離されていきました。いつものことですが2周目は疲れと不慣れさから走りが荒くなりミスを連発しました。上りでもまったくペースを上げられず、あぁ終わったなと思いました。

先頭と15秒以上遅れて最終ラップへ。コースの残り半分の時点で目測20秒差…普通ならもう届かない…もう無理だと諦めました。しかし知り合いのガヤや、コース脇の方の「前だけ見ろ!行ける!」等の言葉に押され、また、家族に優勝の報告をしたいという気持ちに支えられて、そして負けん気がペースを緩めることを許してくれませんでした。

そんなこんなでゲレンデ区間を終え最後のシングルトラック区間へ。するとわりと近くでギアの音が。どうやら先頭の選手が軽いミスをしたらしく、見える範囲にまで近づいていました。そこから気持ちを切り替えて最後の下りに入るまでの約2分、そこがゴールだと思い死ぬ気でダッシュし下りの入り口でちょうど捕らえることが出来ました。

これまでの走りを見たところ登りは先頭の選手に分があり下りは自分な感じ。勝ち筋が見えたのでここからはしたたかに、すぐ後ろでプレッシャーをかけつつシングルトラック区間を消化していきました。

ここでミスしてくれたら儲けもの、と思いましたが大きなミスなく最後のゲレンデ区間に。激下りを終えて予想どおり先頭の選手は土が露出したイン側のラインを選択。自分はアウト側、一見遠回りなラインを選択しました。アウト側は芝になっていて、ヌタヌタの土ラインよりもグリップすると分かった上での選択でした。

スピードを乗せた状態でアウトからパスしつつ次のクランク状のコーナーへ。ここはインを取るのが正解。ラインの主導権を握ったまま最後の複合コーナーを先頭でクリアしてそのままスプリントで逃げ切り勝利しました。

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結果的に落ち着いてかわした形になりましたがレースの90%の場面では力負けしていた印象でした。まだまだ反省点が多く、特に上りでのトラクションの掛け方、2周目でミスを連発する癖などは優先的に改善したいところです。

しかし後半の粘りやラインの読み、バイクコントロール、コース適応力などは満足できる結果を得られました。CJは次戦京都美山。アドバンスにカテゴリーアップしますが周回数が増えるのは好都合。ここでも良い結果を残すべく練習に励みます。f:id:magatama99:20230612211557j:image